2015年2月18日
スイスの友人の孫娘がプレゼントしてくれた絵だ。
美しい景色と澄んだ空気の中に溶け込んで生活し、心優しい家族の愛に育てられているこの子の絵は、青空の上で虹のような髪を風になびかせた笑顔が印象的である。
私が外出から帰って玄関に到着したことを察知したとたん、急いで駆け寄って嬉しそうにこの絵を差し出した。「私の大好きなおじさん!」と言ったときの瞳は、この絵の中の女の子と同じくまん丸に輝いていた。
実は、数日前にチョコレートケーキを分ける際、私がこの子に先にあげたことで、「きっとあのおじさんは私のことが好きなんだわ」と言っていたそうな。
もちろん、この子のことが私は大好きである。小さな心はほんの些細な気持ちも見逃さない。そして、純真な心はそれを素直に表現できる。
かのピカソは、「自分は子供のような純粋な線が描けるよう生涯努力した」という言葉を残しているが、私も子供の絵には完敗(乾杯?)である。