2012年2月21日
二年ぶりにパリに行った。
今年のパリの冬は例年に増して寒く、大寒波が襲来してマイナス10度以下にもなっていた。
しかし、私が行った日からはぐっと暖かくなり、春の訪れを感じさせる晴天に恵まれた。
いつもなら、ルーブルやオルセイ美術館を訪ねるのだが、今回は仕事が忙しく、わずかの時間を見つけて小さな美術館、プチ・パレ・ミュージアムを訪ねた。
さすがに芸術の都パリ、小さいとはいえ、美術館のたたずまいは美しく且つ芸術的である。
今回、見たかった作品はモネの美しい絵画であった。
予想以上に、丁寧で情緒あふれる作品である。
芸術は、技術ではなく、心の深さこそがその本質である。
モネの絵には、まさに味わい深い情操性を感じる。
人に対しても、自然に対しても・・
私も、豊かな心を築き、それをまた、多くの人たちに分かち合いたいと思った。
黄昏どきに立ち寄ったモンマルトルの丘では、夕日が辺りの景色を赤く染め自然の神秘的な美しさにパリの街を包んでいた。