2011年8月13日
7月26日、ニューヨークの国連本部で、紛争国や難民の現状に関する写真展を見学しました。食糧難や病気に苦しむ悲惨な子供たちの現状や、国を失ってさまよう難民たちの悲しみに満ちた顔は、私たちの心に対して救いを求める強いメッセージを伝えてきます。
世界の平和を願い、人類みんなが幸福を願ってきた人類史であったにもかかわらず、今までに一度もその願いを実現したことがありません。それどころか、最近の国際情勢は何やらきな臭い状況を呈し、経済的にも軍事的にも混乱し緊迫しています。
平和は、根本的には人間の心から築かれなければ実現できません。芸術は人間の心に情的な影響力を強く与えるものです。哲学は人間を理性的に真実に導くものだと思います。私は、正しい哲学による情操的文化が、人類の平和に対して大きな役割を果たすと考えています。したがって今後、世界的な芸術運動による世界平和への貢献を計画していきたいとの夢を持っています。