2011年3月27日

希望に向かって・・
1000年に一度という地震があった。そして、大津波、原子力発電所の破壊・・・
被災された方、避難されて今も苦労されておられる方に、心からお見舞い申し上げます。
日本経済にとっても大きな試練に立たされ、今後、国民の全てが心と力を合わせ、助け合って、国家の復興を成し遂げていかなければなりません。
日本は、「和の国」です。日本の良き精神文化の原点に再度立ち返って、根本的に、もう一度人間のあり方や国家のあり方を考えなければならない時ではないでしょうか。家族愛や隣人愛、村(コミニティー)社会の人間関係の大切さ、人生の本質的価値観について再考しなければ、本当に平和で幸福な社会は築けないように思います。
今回の災害の中、眠っていた大和魂、武士道、そして、日本人が持つ高い規範と利他性は、全世界の人たちがその精神性の高さに驚き賞賛して下さいました。日本の若者たちも、それに気づき、大きく心が変化しかけているようにも見えます。
日本は、必ず復興し、今まで以上の良き国家を築いていけると信じています。芸術家たちも、もう一度「真の芸術とは何か?」と問い直し、人類の平和と幸福のために寄与すべき、新たな文化の創造に挑戦しなければならないときではないかと思います。
最後に、全世界から日本の震災者や復興のために多くの暖かい言葉と、様々な支援の手を差し伸べて下さいましたことに、私も日本人のひとりとして心から感謝申し上げます。これを機に、世界が互恵的関係を築き、真の平和と繁栄を成し遂げていくことができますように願ってやみません。