2011年1月28日
5年ぶりにホームページを再開することにいたしました。それは、少しでも多くの人たちに、私の近況を知っていただきたく思ったからです。また、私の心の叫びである芸術作品を見ていただきたいと思ったからです。そして、私と出会い、係わりをもたれた多くの方達に、私の人生観や世界観など、私に関するありのままの真実を知っていただきたいという願いからです。

2010年ネパール訪問
私の人生も50年を過ぎ、家族に対しても社会に対しても責任のある立場に立っておりますし、また、私自身の人生の後半をいかに価値あるものと成し得るか、真剣に考え取り組むべき年齢に至りました。
「光陰矢のごとし」という言葉がありますが、私達の人生は長いようでもありますが、先人の多くが残した言葉から鑑みて、どうもボヤボヤしているとアッという間に過ぎ去ってしまうもののようです。生も自らの意思で産み出すことのできないものですが、死もまた、風に揺られて散る花びらの如くに自らの意思で決定できるものではないのです。
私は、価値ある人生とは、公益的な理想と自分自身の夢を調和させ、それを実現するために一生懸命に生きるところにあるのではないかと考えています。人間は決して一人で生きていくことはできません。地上に生を受けたときから既に、両親や家族の愛に育まれ、社会や自然の中で守られ生かされているのです。
したがって、真の理想や価値は、より多くの人や事象との係わりの中で自分という存在の必要性が認められ、幸福を生み出す公益的存在となり得るかが重要な鍵であると思います。人それぞれに与えられた個性や才能が、多くの人々の幸福につながることができれば、きっと、その多くの人々に与えられた幸福な心が自分自身の人生を豊かなものにしてくれるのだと思います。
そして、それは駅伝のタスキのように、世代をつなぎ、未来を創造し、人と人との心の絆が輪になって結ばれ、国を越え、世界に拡大されていくに違いありません。
私は、今まで生きて来た様々な人生の経験を生かし、そして、何かのご縁で出会うことのできました多くの人たちとの絆を大切にして、お互いの人生を共に価値あるものとして築いていきたいと希望いたします。それが世界の平和や発展に貢献できれば、我が人生の本望だと考えます。
このホームページが、皆様との真実でより良い互恵的つながりを深め得るものとなりますよう、心から願ってやみません。